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失敗すること、嫌なことを避けちゃダメ。

「失敗すること、嫌なことを子どもから避けてはいませんか?」


親の子どもとの接し方についての話です。


サッカーコーチをしている自分の考えですが、
当然、子どもたちは「嫌い」なスポーツをする必要はありません。
人生の時間は限られています。ましてや大人の何倍もの成長スピードを持つ子どもというゴールデンタイムはあっという間に終わってしまいます。
もしサッカーが嫌いな子どもが、なにかの為に頑張ってサッカーを習っているなら今すぐにやめた方が良い。
ちがうことに時間を割いた方が良いです。
他のジャンル・業界のことは知らないことも多いのでわかりませんが、もしかしたら全てのことにおいて共通する考え方かもしれません。
スポーツをする上で、「好き」という才能に勝るものはありません。

ですが、この「好き」なことをしている中で「嫌なこと」は必ず発生するわけです。
言い回しは正しいか分かりませんが、「嫌なこと」と「嫌いなこと」は違うと思います。
この「嫌なこと」は絶対に避けてはいけないのです。

子どもの多くは、失敗を嫌います。
試合で負けること、苦手な練習をしないこと、できないことには向き合わないこと。

人生は実際、勝負の連続です。
競争、テスト、受験、就職試験、資格試験からアルバイトの面接や好きな子への告白まで。
全ては【勝ち・負け】【成功・失敗】合格・不合格】【選ばれる・選ばれないがついて回ります。

子どもに嫌なことをやらせないことは、つまり必ずやってくるその勝負の機会に触れることを遅らせているだけなのです。
遅らせればどうなるか、

失敗することに対して免疫のない人になります。
極端に失敗を嫌うようになります。
やってもいないのにできないとあきらめてしまいます。
挑戦をしない人になります。

自分の子どもがそうなってほしいでしょうか?
もちろん違いますよね。

でもこの「嫌なこと」や「失敗すること」を子どもから遠ざけたり、避けることを許容してしまう親は少なくないです。

子どもが嫌なこともやらせてください。失敗させてください。
子どもを突き放してください。過保護はいけません。放任・放置とはちがうんです。

愛情のある親だからできることです。

幸い、サッカーというものはミスの多いスポーツ、つまり失敗の連続のスポーツです。なんせ足でやりますから。
だからサッカーを通じて失敗に慣れることはできます。
もし、それでも子どもが嫌がって嫌がってしょうがない時、問いかけることはそのこと自体が「好き」「嫌い」かです。
「サッカー嫌い?だったらやめて良いよ」です。
「サッカーが好きなら頑張りなさい」と応援してあげてください。

最初に言った通り、
嫌いなことをする必要はないです。が、好きなことの中には必ず嫌なことがついてきます。
嫌なことさせるのも親の使命だと自分は思います!

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